海外の工場は、藤田建装の生命線。現場で必要な特注のテーブルやベンチ、ハンガーラックなどを海外の工場で制作する。見えない場所で日々起こること。現地にいなくても、ミスは許されない。少しでも不安なことがあれば、周囲に相談し徹底的に解決していく。船便は、国内輸送に比べ時間がかかるため、時間の遅れは命取り。工場と制作現場の板挟みになることもある。けれど、自分なりになにが最善か考え、代案や企画をお客様に提案する。苦しみながらも乗り越えた先には、満足感がある。
聞き慣れない専門用語に苦しみ、先輩に助けてもらいながらなんとかやりくりした。今ではひとつの案件をメイン担当として最後までやり遂げることもできるようになった。それでも海外資材部の業務範囲は広い。発注から納品まで、幅広く対応しなきゃいけない。大変なことも多いが、充実している。着実に自分にできることが増えていくからだ。いずれは、「藤田建装といえば家具」と、周囲から言われるようにする。目標に向かい、今日も海の向こうと折衝を続けていく。