INFORMATION

2023.07.28

cazari meets 林家木りん 第2回

藤田「前回のインタビューでは、正座して稽古できる収納付き椅子と持ち運べるポータブル高座がご希望とのことでした。そこで今回は、イメージのサンプルを持ってきました。収納できるスツール。ソファのような収納椅子などなど。」

木りん「2つもサンプル作ってくださるんですか?」

藤田「面白そうな意見でしたので、まず検討してみましょう!そこで今日は担当者をつけてじっくりとお話しを伺わせていただきます。」

荒井「はじめまして。噺家さんの家具作り、とっても楽しみです。お家での落語の稽古は、正座でされているのですか?」

木りん「正座の方が本番に近いので、お稽古のときも正座がいいですね。」

荒井「真打になられるとのことで、本番に向けて稽古も本番と同じような気持ちで望まれるのですね。」

木りん「そうですね。ふふふ(笑)」

荒井「今は座布団を敷いてお稽古を?」

木りん「しませんね(笑)そうですね。ただ、座布団を用意しなきゃ、となると、ちょっとおっくうになってしまって。ぱっと正座できるように、座面がクッションになっていたらいいなあ。すぐに正座ができないと、なかなか難しいですね。」

荒井「(笑) それではまずは、正座して稽古ができる収納付き椅子からですが、どこに置く予定でしょうか?」

木りん「自室です。8畳の和室で砂壁。4階なのでなるべく軽くしていただけますか。和にフィットするデザインで椅子として普段使いもしたいです。あと、座面が低いと畳と近くてついサボってしまいそうなので普通の椅子くらいの高さにしてもらえたら。」

荒井「座面に必要なサイズはどれくらいでしょうか?」

木りん「座布団より一回り大きいサイズがいいですね。」

荒井「収納もつけますが、何を仕舞っておきたいのですか?収納が欲しいということでしたが、どんなものをしまいますか?」

木りん「台本やノートなど稽古に使うものを。すぐに出して稽古できたら便利ですよね。」

荒井「あとメモとかとったりしますか?」

木りん「しますね。もしかして、テーブルとかつけられますか?」

荒井「はい、その方が便利ですよね。」

木りん「ぜひつけてください。結構メモ取るんですよ、台本に書き込んだりとか。」

荒井「座面の硬さはご希望ありますか?」

木りん「あ!それ大事ですね。柔らかい座面で正座すると柔らかすぎると足が痺れてしまうんですよ。カラダが落ち着く程度は必要ですが、なんと説明したらいいか…」

荒井「それでは、ここにサンプルクッションをご用意しましたので、座ってみてください。」

木りん「すごく準備がいいですね!」

荒井「こういう感覚は実際試してみてもらわないとわかりませんからね。」

木りん「うんうん、1はやわらかすぎるな。2とかいい感じですね。」

荒井「あとは、背もたれとかですね。」

木りん「砂壁なので、あるといいですね。」

荒井「つけると、こういう印象になりますよ。椅子として安定感が出ますね。」

木りん「こんな感じの椅子があれば、もっともっと稽古に励めそうです!」

荒井「では次はポータブル高座のほうですが…とにかく持ち運び第一で考えていきましょう。落語会場への移動はどのようにされてますか?」

木りん「都内が多いので電車かタクシーですね。」

荒井「では宅急便で送るのですか?」

木りん「いえいえ、手持ちが希望です。キャスターが付いていればスーツケースのように持ち運びたいですね。」

荒井「そうですか。仮に7〜8kgでしたら持ち運べますか?」

木りん「どれくらいの重さですか?」

荒井「この椅子くらいです。」

木りん「これくらいなら、大丈夫かと思います」

荒井「座面のサイズは座布団より少し大きいサイズですね。」

荒井「横のサイズはこれくらいでどうですか?」

木りん「いい感じですが、もう少しあるとうれしいかなぁ。少し大きくしてください。」

荒井「今70cmなので、90cmくらいですかね。」

木りん「そうですね、大きくなればなるほど持ち運びが大変になりますから。」

荒井「最後に、高座の赤い布は必要ですか?」

木りん「あったほうがいいですが、なくても大丈夫です。絶対つかわないといけないという決まりはないですし、会場側でも用意してくれたりしますから。」

荒井「それでは、今日いただいたお話をもとにデザイン制作を進めてまいります。」

3回目へつづく